ここのこの連絡網

そっ...と、言葉を置いていきます。( Don't think.. feel. )

20210419

 

 

 

光の中へ・・


あたり一面の白い空間、

そこに、茶色い細い線が何かの輪郭を描くようにファー・・・ファー・・・と、視点を動かす度に靄のように現れては消えていく


右手奥の方に、焦げ茶色した楕円形の『何か』がある。



この光景に対して沸き上がる感情はなく、


「これは何を見せようとしているのか?」

「何を表しているのか?」


これは光の中で起きていることだが、茶色い線の見える空間は、視点を変えて横から全体像を見ると、壁のように向き合った面で

その面は対立しているわけではなく『対等』に2つの世界が向き合った状態だった。


茶色い線の見える空間に問いかけをしてみた。


「どうしてこの状態になっているのか?」


『それは望んでいないからだよ』


「この空間を越えて、そちらへ行くことはできないですか?」


『行くことを望めば、来れる』


「では、わたしはそちらへ行きたいと思います」


対面する向こう側の世界の膜に、針のようなものがスー・・・・っと入り込んでいき、膜は波紋のように広がって

その一点から、こちら側が向こう側に同化していく。


その様子はまるで、優しく凝りが解されていくような光景だった。


横から見ていると繋がっている部分はさっきよりは広がっているけど、全体が繋がっているわけではなく、完全な同化には至っていない。


一部、繋がった部分ができた。

その繋がりは、頭を入れて向こうが覗きこめるくらいの穴。



穴を覗き込んでみると、向こう側は物騒な様子だった。


ごちゃごちゃといろんなものがある。


さっき、茶色い線で見えていたのは向こう側の空間にある「形あるもの」の輪郭だった。


古ぼけた、倒壊寸前の高層ビル

荒廃した人工物を見下ろす位置に穴があいている。

そこは、廃墟となった街のようだった。


一方、こちら側は静寂の漂うとても澄んだ空間。

穴が開き繋がった向こう側の空間にあるものは、崩壊したもの。

命を感じない。

消滅、破壊、などの言葉が近い。


しかし、再生の一歩手前にあるこの世界は、一見すると物騒だけど広い視点で見ると、とても前向きなことで喜ばしい状態にある。


再生が始まると、こちら側の明るい世界との繋がりがどんどん広がっていく。


ここは崩壊して破壊されて朽ち果てて、絶望の最終局面という状況にある。

すべてを失うという状況。


(すべてを失いますか?なんとか持ちこたえられませんか?)


ここの世界には命を感じない。

形あるものが朽ち果てているが、倒壊はしていない、崩壊してすべてが無になるという状況にはなっておらず、

形あるものが、終わる。

おわる。

この世界は『命』以外の「形あるもの」のことを示している。

命はまた別。


物質、輪郭、実体、形あるもの、

しかしその世界が崩壊してガラガラと崩れるイメージではなく

今を一歩過ぎると、無になり消える一歩手前の状態にあるけれど、このギリギリ形を保った状態から再生するという寸前。



だけど「形あるもの」の歴史は終わるということ。

これは文明。

これまで続けてきた形ある文明が終わるが、消滅して無になるではなく、再生する方の一歩手前。


どちらに進むか

今、光の世界とのパイプを繋げて少し広げたことが、この形ある世界の次の方向性を再生の道へ繋げたということになっている。



今見ているこの世界は、命のある世界ではない。

「物質」に関すること。

「形あるもの」に関してのこと。


そこには「人間の体」のことも関係しているみたい。

命と、この世界はまた違うところのはなし。

虫とか動物とか含めて、すべての命、魂、生命の話ではない、

形あるもの、物質だけの世界のこと。


だから、形あるものに可能性があるということ。

未来があるということ。


命は、この空間が再生したときに合わさり、同時にひとつの空間となる。

こちら側の、光の空間と同化していくということが、

物質、形あるものの再生の道になっている。


そこに初めて命というものが正しくおさまる。


今までは、物質と命が切り離されていることもありアンバランスだった。

双方の世界が合わさり、ひとつになったときに、命は正しい形でおさまる。


その仕組み自体を、長い間おかしな状態にされていた。


元通りにおさまる。


本来あるべき正しい形に、やっと戻される。


物質と、意識と、魂とが、ちゃんと重なる。

そこに心があって


心は、3つをひとつにおさめて繋げるためのもの。



***



上空から見ていると、廃墟の街の地面に小さな花が咲いた。

赤に近いピンクの小さな花が咲いて、そこだけが明るい。

上からそこに光が射している。


『植物』


『再生の象徴』


『それは、足元から』


空から何か(救いの手のようなものが)降り注いでくるとかではなく、再生は足元から


(そういうことです)


足元から目覚めが起きることで、上から光が注すということ。



足元の、ひび割れたコンクリの隙間から

たくさんの花が咲いてきている


いろんな色


そして、あちこちで蝶々が飛んでいる



今までの「形あるもの」というものは、再生すると、このままの形は継続していけないもの。

崩れ去るという悲劇的なことではなくて、次の再生した世界には存在することができないもの。

だから消えていく。


形を変えざるを得ない。


花が咲いていくエネルギーで、廃墟の街が、蜃気楼のように

実体のないもののように消えていく。



本来あるべき世界や、望ましい世界にそぐわない人間が造り出したものは、自然と形を変えていくことになり消えていく。


皆の記憶から消えていくかのように、変化していく。


それだけ今まで、不必要なものが多かったということ。

それにしがみついていたから、なかなか捨てられなかった。

手離せなかったものだけど、、


(断捨離・・ですか)



この世界の様子を『ここまで』というところまで見ておきます。



***



現状からいえば『思いもよらないもの』『思いがけないもの』というものが、突然現れてくる。

今まであった「形」の世界に、『再生』のエネルギーが満たされていくと

前向きな意識でこの空間が満たされていき、今まであった形が自然に消えていって、そこに『思いもよらない』ものが姿を現すようになる。



それは『何』というものではなく、

今まで形あるものが地面からドッシリと根を下ろし

四角くくて、硬くて、存在感は強く、重たかったものが消えると



宙に浮いた楕円形をしたものが、ぽわっと出てくる。


これが、今までの価値観では『思いがけないもの』『考えもつかないもの』


そういうものが出てくる。


とても大きいけど、重力を感じない。重くもない。

大きいけど威圧感もなく、硬いわけでもなく

まったく今までと価値観の違うもの

価値観がひっくり返るくらいの『思いもよらないもの』


それは、皆にとってはとても喜ばしいこと。

表面的に喜ばしいことというより、内部、奥深く魂が感極まる歓喜。


その楕円形は、最初の場面で右手奥に見えた焦げ茶色の楕円形のことだったみたい。



これは、物質の文明ではない。

精神的なものなんだけど、形がある。

精神文明が形を持ったもの。



人間が造り上げてきた、硬くて禍々しい物質文明が支配する世界には姿を現せなかったもの。


だから、順番が必要だった。


それは人々にとっては、魂の奥底からの歓喜となる。


今までとはまったく違う文明がはじまる。



その楕円形は、そういったものの象徴のようなもの。



とても軽い。


今まで建物があったときは、とても禍々しくて重かったけど、

それらが消えてこれが出てきたら、とても軽くて


地球の、地面に近い位置で、この軽さがあり得るということだよー


それは、まるで今までの価値観を総入れ替えするくらいの勢いで現れる文明というかんじ。


(いずれ現れる?)


いずれ、、というほど遠くない


突然


でも、それには

この「形あるもの」が変わるという過程を経て。


しかしそれは建物が倒壊するとか、何か痛みを伴うという具体的なことを指していない。

一夜にして地上の建物がすべて崩れ去るとか、そういうことではない。


もちろん、これまでの文明が築き上げたものが朽ち果てる寸前になるくらいだから、現実の世界ではたくさんの痛ましい出来事が続くとおもうよ。


ただ、

自然に、、もうこの空間には存在できない

というかんじで、在ったものが消えていく。


それは、実際にその辺に建っているビルが消えていくとかそういうSFのような話ではなく、意識の方が勝るから。

この世界を支配していた人間の意識の基準、、元になっている価値観が『意識主体』となっていくから。


だから自ずと不必要なものは、形を変えていくため自然に消えていく。


それがとても早い。

変化が早い。


『意識が主体』となるから。



意識が先に変化しても、既に在る形というものはもちろん残るんだけど

それが姿を変えて変化をしていくスピードも、ものすごく早い。



これは今までの順番が、意識から→現実という形を持つための順番があって、その通りにこの世界は進んできていたんだけど、

この順番を差し替えるようなことになっている。


だから、変化が早いんだって。



意識からの現象化というものが、以前はもっと距離があって、それがだんだん近くなってきてはいるんだけど

その順番自体は変わっていなかった。

それが入れ替えられるんだって。

差し替え。



人間の意識は、ほぼ物質の世界に重きを置いてきたけど、それが意識の世界に逆転するんだよ。

今までは一部の人が意識の世界側を軸として生きていたけど、ほとんどの人がこちら側にドーッとやって来る。


意識が主体となっていく。


それが、すごく遠い先のはなしとかではなく

非常に早いペースではじまる。


それはすでに始まっているんだけど、加速して、濃縮されて、早巻きで起きる。


文明が造り上げてきた形あるものが消えるスピードがとても早く瞬間的な変化に感じる。


これが、この世界のあるべき正しい形。新しい形。


(これからの世界ということですか?)


これからもそうだけど、もともとこの世界はこれが主体となる

これが本来の正しい形であるものを、

ずいぶん前に、システムを悪用して自分勝手に作り変えて利用した。


自分たちのためだけに、真実を隠すために、

かなり長い間、システムは悪用された状態で進んできている。

文明、人間の歴史。


でも、本来はこの状態。

これからすごいスピードで起きる変化の先にあるその状態が、もともとのあるべき正しい状態。


それは意識を主体とした世界。


だから、いままでの物質文明の価値観で生きてきた人間からすると『思いがけない』ものとなる。




宙に浮いているものが何なのか。


笑みをうかべながら、まだ秘密と言っている。

でも、良いものであることは間違いない。


(いずれそれが現れてくると・・・)


価値観がひっくり返るような『思ってもみないもの』

精神文明が形を持ち、姿を現したもの



『たのしみにしてて』って。



(たのしみにしていましょう)