『ほんとうにやらなければならないこと』が目の前に明らかになったとき、あなたはどんな反応をするのか。
「今これをやっている最中で手が離せないから、これが終わってからね」と言い、それが終わっても「ついでにこれもやっておかなきゃならないから」と、次々と「そのうちやろうと思っていたこと」に目が向くようになる。いつも気にはなっていても出来ずにいたことが、なぜかとても目について「今わたしはこれをやっていて忙しいから、これが終わってからね」と、『ほんとうにやらなければならないこと』を後回しにするための理由作りをはじめる。
『ほんとうにやらなければならないこと』は、自分にとって重要なことなのはわかっているし、必ずやらなければならないことなのも、実は、わかっている。いつも後回しにしてしまう “それ“ は、やってみればすんなりと出来ることなのに、なぜかいつも後回しにしてしまう。
気軽に出来ることなんて、それこそ二の次三の次でも良いことだったりするよ。
どうか目を背けずに向き合ってください。
『ほんとうにやらなければならないこと』に取りかかってください。
あなたが自分の性質を認め、役割を受け入れたとき、すべての不具合は順調に巡りはじめます。
あなたは望んでいないにも関わらず、なぜか繰り返し舞い込んでくる “迷惑“ に感じる出来事、それらの現象は、あなたの性質を教えてくれています。
性質とは『ほんとうのあなた』のことです。
何度も舞い込んでくる迷惑に感じる出来事は、それを迷惑と思っているうちは、ほんとうの自分への否定や逃げの表れでもあります。
この世界は、何一つ取り零すことなく完全なる連携を保ち、存在する “すべて“ とネットワークして成り立つ世界です。何度も起きる現象は、あなたを追い詰めたり、いじめたり、傷付けようとして起きているものではありません。現象にフォーカスするのではなく、その出来事から「自らを知ってほしい」という『すべて』からの祈りが注がれた結果です。
祈りは、消極的な、ただそこに在る意識です。
透明で、意図がない、ただそこに在る『すべて』との繋がりです。
ときたま、その繋がりから外れてしまうのが人間の意識です。
どうか『繋がり』に戻ってきてください。
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