自分を通り抜けていく自分
あたりまえのように 「息を吸って、息を吐く」
それくらい違和感なく、無自覚で行えてしまうことにこそ 意識を向けてみてほしいな。
人は刺激を求めるけれど、あまりに普通のこと過ぎて 空気のように「自分」を通り過ぎていってしまうようなことにこそ、価値を感じてほしい。
「刺激的」なのは、今のあなたに「無い」ものだからよ。
自分を知るために、様々な刺激を求めるのは人間に備わる「好奇心」がそうさせるんだけど。
たとえば、ひとくち食べて「何の刺激も 違和感もなく」
「まるで自宅で自分が作ったものを食べているかのような感覚にさせてくれるもの」
その素晴らしさに気付いてほしいな。
だってそれは、その料理に今のあなたが ありのまま表現されている証なのだから。
『誰か』が作ったものに その感覚を抱いたら、その『誰か』は 今のあなたと共鳴している証だよ。
「今の自分」を知るためには、とても分かりやすい「判断材料」になるよ。