記憶も現実の一部
「自分は○○だから・・」と、自らにレッテルを張り、過去の記憶に執着して動けなくなっている人が多く見られます。
あなたの記憶に刻まれた過去の出来事は消せない事実ですが、今のあなたはもう過去のあなたではありません。
今の自分に気付いていますか?
今の自分はどんな自分ですか?
変化している自分を認めてあげてください。
今の、ありのままの自分を認め、心機一転、そろそろ前を向いてみませんか?
過去とお別れの時です。
あなたの歴史、そのすべてを抱き締めて
”ありがとう” と、
感謝と共に 今、解き放ちましょう。
ずっと一緒だった記憶の中の自分とお別れするのは名残り惜しいものですが、前に進むためには「これまで」にけじめをつけて終わらせなくてはなりません。
最近『終わらせたい』というキーワードが集合意識には人気です。
そこには2つの意味が含まれていて、ひとつは「逃げたい」という意味と、もうひとつは「始めたい」という意味です。
「逃げたい」は、目の前にある現実から目を背けたいから 今を ”終わらせたい” という願望から。
「始めたい」は、一刻も早く真の目的を達成したいから、繰り返される今を終わらせて ”前へ進めたい” という願望から。
前者は、自らの ”魂の道” を否定するもの。
都合の悪さから ”現実を理由に” その道からの逃避を望むもの。それが今まで ”終わらせたくない” ”変わりたくない” という力に荷担をし、なかなか前へ進めず「遅延」に最も強く影響を与えてきたもの。
後者は、以前よりは増えて来ましたが少数です。現実の世界に肉体を持って生きる人間としては私欲が限りなく薄く(←元々持っている素質ですが、人間なので現実との葛藤の末、その様になっているのですが)彼らは風が通り抜けていくように透明です。”自分” という「個」のためだけには生きれず、望まれる『すべて』の代弁者として生かされ、この世界では変わり者とされています。
違う働きを持つ2つのエネルギーが、真意は違えど同じ願望を共有するなんてとても珍しいことです。
『終わらせたい』
ここに可能性があります。